新品の桐たんすを購入しようと思うけど、どこにお願いすればいいんだろう?
国産の新品総桐箪笥は非常にお値段も高く、購入の決断は中々踏ん切りがつかなかったりします。
いざ購入を決めたとしても、どこで購入すればいいのだろう?ネットで販売している桐たんす屋さんもたくさんあるけど何を決め手に選べばいいんだろう?
そんな悩みを抱えてる人も少なからずいるでしょう。
そんな人向けに「新品総桐箪笥」の購入ポイントをお教えしたいと思います。
どのレベルの桐箪笥を購入したいのか?
一言で桐たんすが欲しいと言っても人それぞれ事情があります。
- 金額なんて二の次よ、とにかく誰に見せても自慢できるような「新品総桐箪笥」が欲しい!
- 立派な「新品総桐箪笥」が欲しいけど、できることなら少しでも安く購入したい。
- 原産地なんて関係ない、とにかく見栄えさえよければいい。
1を選んだ、予算度外視な本物志向の人
あまりにぼったくられるとか以外なら値段なんていくらでもいい!本当に品物が良いものがいい!
そういった方は
「大手百貨店」や「桐たんすとネットで検索した上位何社か」
まずネットで探す場合
検索上位何社(できれば5社ぐらい)のホームページで、自分の欲しい形・サイズ・色などがあるのかを良く見ます。
気になることがあれば電話なりメールで聞きましょう。本当に良いものが欲しい訳ですから妥協してはいけません。
「この業者さん信頼できそう、本当に品物が良い桐箪笥を販売してくれそう」と感じたなら、実際に見に行ってみましょう。ネットを通じていくら話をしても百聞は一見にしかずです。
百貨店で購入する場合
大手百貨店は基本的に良いものしか置きません。それこそ自信を持ってお客様にお勧めできるものしか販売しようとしません。大手ということはブランド力があるわけですから、粗末な物を高く売って一時的売り上げを伸ばしても信用を失えば、一時的な売り上げを遥かに凌ぐ損失を被ることになります。
大手はそんなリスクを冒すようなことは絶対にしません。売った桐箪笥がクレームばかりあるような業者さんとは取引しないものです。
時間は少しかかりますが、大手百貨店を見てまわればお気に入りの桐箪笥が見つかる可能性は高いと思います。
高級志向の「匠大塚家具」も高級桐箪笥の販売をしているそうです。
2を選んだ、なるべく低予算で気に入ったものを見つけたい人
多くの人は2を選ばれるのではないかと思います。
本物の桐たんすを購入しようとしているわけですから中々低予算ってこと自体が難しいのですが最低でも予算は100万円ぐらいは確保したい所です。多くの人にとっては大金だと思いますが、新品桐箪笥の購入を考えているのであればやはり最低このぐらいは見ないと買えないと思います。
小さい箪笥であれば可能かと思いますが、一般的にイメージする大きさの桐箪笥は難しいですね。それ以上安い物になると新品ではなく中古品などであれば掘り出し物があるかもしれません。
国内で作ったものに、こだわらなければ海外産であれば安く購入できると思います。
一般的なサイズの新品の桐箪笥が100万以下で売られている場合は海外産の可能性が高くなります。(絶対とは言いませんが)
100万円以下の箪笥ですとサイズが小さ目で引き出しの枚数が少ない物が多いです。
1段の桐のチェストなどであれば20万~30万ぐらいで良い物が販売されていたりします。
その他、祭事品や展示品などの新品であれば格安で購入できる可能性があります。ただ祭事品や展示品は現物なので希望の「形」や「サイズ」ではないかもしれません。
また展示品などは見に来たお客様が何人も引き出しを開けたり閉めたりしていて多くの人の手に触れられた物であるということ、だから新品としては売れず現品処分などで安く売られるのです。
それを理解した上で、欲しい形、欲しいサイズの物があればラッキーですね。
3を選んだ、安くて見栄えがよければそれでいい
安くて見栄えの良いものは、ほぼ海外生産!?
ネットで色々調べれば値段の安くて見栄えの良いものがありますのでその中で選べば良いと思います。
え!この箪笥がこの値段って場合は大体が海外生産じゃないかと思われます。有名なのは中国生産、最近ではベトナム生産などもあるみたいです。
海外生産だから必ずしも粗悪品と言うわけでもなく、近年では中国の技術がかなり向上してきたという話を耳にします。
箪笥に限らず、ひと昔前は中国の人件費が安く、国内で作るよりもかなり安く作れたため日本の企業がこぞって工場を作り生産していました。その間に年々ノウハウを吸収しながら技術も向上していったのも考えるに難しくありません。
なので 海外製品=ダメ という図式は必ずしも当てはまらなくなってきているのかもしれませんね。
一部ではあるとは思いますが、技術の向上は良いのですが、困ってしまうのは誤魔化しの技術も向上してしまっているということです。(最近の海外生産事情はわたしにもよくわかりません)
わたしなどが、外から見ても、引き出しを抜いて見ても、問題のない総桐たんすだなって思っても、材料費を抑えるため実はコンパネを桐でサンドして作られているなんてものもありました。
これをされてしまうと外見上はどこから見ても桐にしか見えないのでプロでもわかりにくいのです。
不安要素として中にコンパネが入っているので桐特有の調湿効果があまり見込めないということがあります。
良い点で言うと、たぶんかなり丈夫だと思います。(重量も重くなりそうですが)
そういったことを踏まえて購入されるのであれば全然問題ないと思います。
よく考えてから購入しましょう
コンビニで買えるものならコンビニはそこらじゅうにあるのですぐに行けます。
しかもコンビニで買えるものはリスクはそれほどないものばかりです。
基本的にそれほど高額な商品は販売していないため何かあっても、「まぁいっか」ですませられる物でしょう。
(食品などでいい加減な物の場合は健康被害のリスクはありますが、ここでは値段的リスクのことを言っています。)
桐たんすの場合、「購入したい」と思っても販売店はコンビニのようにそこらじゅうにあるわけではありません。
しかも購入してから「まぁいっか」で済ませられるような値段でもありません。
なので、新品の桐たんすを購入するときは少し手間はかかりますが、納得のいくまで探して本当に気に入った物を購入するようにしてください。
多くの方は一生に一度の買い物になるのかもしれないのですから少しぐらいの手間を惜しまないでくださいね。
また桐たんす購入にいたるまでのプロセスが記憶に残り、購入した自分の桐たんすの思い出になっていくのだと思います。
そんなプロセスを楽しめる余裕を持って桐たんすの購入を考えていけたらいいですね。
良い桐箪笥と出会えることを心より願っています。
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