何年か前に作った猫ハウスの写真がありまして、このまま埋もれさせてしまうのももったいないかと思い記事にして残しておこうと思います。

きっかけは、我が家で飼ってる猫は狭い所が好きなので木製猫ハウスでも作ってやろうかと思ったのが始まりでした。

ネットで検索しても多種多様なものがあり、段ボール製、布製のハウス、猫ちぐらなど藁で出来ているものなどがあります。

私は、桐たんす職人なので身近にある桐を使って作ってみました。

桐箪笥は着物の収納に最適とされています。

着物にとっていいなら、動物にだっていいに決まってると勝手に思ってます。

桐は木材の中で一番軽く、通気性にすぐれていると言われているので、冬は暖かく夏は涼しい、そして湿気も桐が吸ってくれるので中は湿度が上がりにくいから着物の収納に適しているってわけです。

特に、長く使っていると桐にはアクと呼ばれる黒ずみなどが出てくる時もあるのですが、虫よけの効果があるとも言われています。

なら、猫のノミ、ダニなどにも嫌な成分なのかもしれないし、なおさら桐で猫ハウス作ったらいいんじゃないかなぁって思ったわけです。

 

前置きが長くなりました。

桐製猫ハウス

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形も何種類か作ってみました。

四角形の焼桐猫ハウス

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何気に今も気に入って使ってくれてる猫ハウスです。

バーナーで表面を焼いて、その後黒くなった炭を落とすと木目が際立って焼き桐の出来上がりです。

焼いた炭の成分にも虫が嫌がるものがあるって聞いてます。

イメージとしては、大きな木の根っこの節穴に猫が入ってる感じ。

あくまでイメージです。

炭を落としただけの仕上げでしたので、手で持った時ススがつくのも嫌ですので、一応表面に木製ワックスを塗りました。

炭をよく落としてるのでススなんてほぼ付かないのでワックスは必要ないのかな?とも思います。

四角形 自然塗料を使った猫ハウス

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正方形の猫ハウスで、焼桐猫ハウスと形は同じなのですが、こちらは自然塗料を塗って仕上げました。

舐めても安全な塗料とか言われていたりします。(実際には舐めないですけどね)

使った塗料はプラネットカラーシリーズです。

この塗料は上塗り(ニスやウレタンなど)をしなくても綺麗に仕上がります。

逆に上塗りは出来ない仕様だったような?

何より年月が経ったときの風合いがとても気に入ってます。

年月が経てば経つほど、いい感じになるんですよねぇ。

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ハウスの横には猫の肉球をモチーフにした穴を開けました。

その穴からジャレてくるのがとても可愛い。

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後ろも何気にこだわりました。

後ろが上にスライドして開けられる優れもの。

クッションの交換や掃除が楽になるという訳です。

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入り口の穴の高さも、うちの猫が歩いてきてスッと入れる高さに計算されています。

穴に入っていくときのお尻が可愛いです。

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試作の段階で穴の位置は高さを試行錯誤しました。

八角形の自然塗料猫ハウス

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せっかく作るのだったら自分にしか作れない形の猫ハウスを作ってみたいと思って出来たのがこの八角形でした。

でも、猫入るのかな?って思いながら作ったのですが、結構入ってくれるもんですね。

なんか仕上がりは郵便ポストのような?

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ソファー脇に置くと、なんかオシャレな感じもします。

猫ハウスの上に市販の猫ベッドを置いてどっちでも寝れるようにするのもいいかもしれませんね。

自然塗料を使用した1段の猫ベッド

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気温が高くなってくるころになると、うちの猫はこれがお気にいりです。

自分の体がすっぽり収まる所って猫は安心するみたいですね。

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何気に猫がアゴ乗せするであろうことはわかっていたので、アゴを乗せやすい高さで作りました。

結果的によく乗せているので計算通りでした。

自然塗料を使用した2段猫ベッド

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部屋のフローリングやドアの色とマッチしたカラーでしっくりいってる気がします。

1匹しかいないのに、なぜか2段ベッドを作ってみました。

やっぱり猫は高い所が好きなせいか、1段目よりも2段目が好きなようです。

多頭飼いの人にはいいかもしれません。

木製猫ハウスを製作してみた感想

自分の家の猫が使うものなので、いい加減に作ってもいいのですが、こだわったらキリがありませんね。

やはり、職人気質な部分がおのずと出てしまいます。

これを売るとしたら、桐材代、自然塗料代、製作にかかる時間を考えると中々の値段になっちゃいますね。

もちろん、この記事の猫ハウスは非売品です。

 

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