お預かり時の写真

古い桐箪笥

作業内容

金具を外して、箪笥を洗う。

引き出しの底板の割れ、背板の割れなどを修理。

天板の文字は消さない。

中段と上段を逆にしても重なるようにする。

色はシンプルな仕上げにする。(蜜蝋、クリアオイル、など)

金具は「赤銅カラクサ座」に取り替え。

引き出しの鍵はかかるようにする。

修理風景

桐箪笥の台輪修理

台輪はあちこち傷んでいたので、正面の材だけ利用してそれ以外は作りました。

台輪修理

もともとの材が裏が折れてしまっていたり割れていたりしました。

台輪修理

台輪をしっかり修理しましたので、箪笥の足元がしかりとすると思います。

 

箪笥の底板の割れなども修理しました。

箪笥の背板修理

箪笥の裏、背板も多数割れていましたので修理します。

 

埋木にてしっかりと修理しました。

 

箪笥の削り

埋木した部分の目違いや全体を粗削りで削りました。

箪笥の削り直し

箪笥の修理・削り直しが完了いたしました。

完成写真

桐箪笥白いオイルフィニッシュで仕上げ

三段をすべて重ねるとこんな感じになります。

三段を二段で使用

中段と上段だけに台輪をつけるとこんな感じです。

桐箪笥白い仕上げ

下段と、中段と上段に台輪をつけた箪笥を横並びにするとこんな感じ。

一番下の段は一段として使用したいとのご要望でしたので、一つ台輪も製作しました。

納品後、仕上がりも気に入って頂けたようで私も嬉しい限りです。

 

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