桐タンスが「邪魔」「汚い」「いらない」捨ててしまおうか
などとお考えの、そう、今この記事を読んでいる「あなた」!
でも本当に捨ててしまっていいのですか?
処分してしまいたいと思う理由として
- クローゼットがあれば十分でしょ
- 着物をほとんど持ってないから
- とにかく場所を取って邪魔
- プラスチックの収納ケースがあればいい
大方こんな理由の人がほとんどだと思います。
現在の家は収納を目的としたクローゼットが最初からついていますが、それだけで本当に足りるとお思いですか?たぶん絶対的に足りないと思います。特に細かい衣類などの収納に困ると感じるはずです。
プラスチック収納ケースは確かに安くて軽くて手軽に使えますが、防虫剤や乾燥剤などを定期的に入れ替えて上げたりしなければいけません。なにしろ素材がプラスチックで密閉状態なのですから。
桐箪笥には着物しか入れないと思っている方も以外と多いのですが、桐たんすは着物以外でも「衣類全般」「大事な書類」「大事な品物」なんでも収納するのに適しています。着物に良いと言うことは逆を言えばなんにでも良いのです。それは高い調湿効果にあります。
箪笥を置くスペースがない、タンスがあると圧迫される!と言われる人もいますが、一段チェストの桐たんすもありますし、お持ちの古い桐たんすの一部分を使いチェストにリメイクすることも可能です。どうしても世間の 箪笥=邪魔 という負のイメージがついてしまったのかもしれません。チェストであれば洋服掛けの下に置いても邪魔になることはありません。
それに、ずーっとどこかに保管して持っていたのに、今、処分に迷っているってことは迷う理由があるはずです。
「新築で家を建てた」、「家のリフォームをした」、「マンションを購入した」、「引っ越しをする」
こういった時に今まで大事に保管していたのだけど箪笥を処分しようか直して使おうか悩むのではないのでしょうか?
私も含め多くの人は決断しなければならないことって何かキッカケがないと決断できないこともしばしばあります。
「家を建てたのをキッカケに」桐たんすの処遇→ 捨てるor再生する
「マンションを購入、または引っ越しをキッカケに」桐たんすの処遇→ 捨てるor再生する
もちろん個々に事情がありますので、これが正解などと言うものは存在しません
ですがハッキリしていることは、処分(捨てる)してしまったら二度と戻らないと言うことです。
人生は選択の連続です。
捨ててしまったから「悪」ってこともありませんし、費用をかけ直すことが「善」って訳でもありません。
要は、その人その人が「後悔」しないってことが大事なのだと思います。
「桐たんす邪魔だから捨てちゃおうかなぁ」って思っている人、それで「後悔」しませんか?
なぜ今まで捨てられず、お家にあったのかを今一度考えてみてください。
桐たんすはそれだけ思いが込められた箪笥だからではないでしょうか?
母の思い、祖母の思い、桐たんすはその人達の人生そのものと言っても過言ではないのかもしれません。
だから捨てられずキッカケを待っているのかもしれませんね。
桐たんす(時代仕上げ)
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