金具はいい加減に外してはダメ
元々の古い金具から新品の金具に付け替えるからといって金具を取る時にいい加減に取ってしまうとキズがついてしまいます。
ただでさえ桐タンスは傷がつきやすいのに、金具や外す工具などは鋭利ですので傷がつきやすいのです。
傷をつけてしまえばその分仕事が増えてしまいます。
自分で自分の首を絞めてしまうわけですね。
なので慎重に外すのですが、ゆっくり=慎重 ではないのです。
時間をかけ、ゆっくり外せば綺麗に外せて当たり前。
早く綺麗に外せてこその職人です。
ぱっぱっと外してる様に見えますが、肝は押さえているんです。
どんな手の動き、手道具の角度、など最適な動きを感覚で覚えています。