清水桐工房の工房から近くにお住まいの方が工房にいらっしゃってくださいました。
群馬県にお住まいの人だったのですが、しみず工房は埼玉県にあるのですが、橋を渡ると群馬県なのでお隣なんですよね。
一度、桐箪笥の削り直しのお見積りに伺ってから考えた末に三段重ねの桐たんすを二段で使えるようにして欲しいとのご依頼でした。
また、二段を一段一段の天井を仕上げて、横ならびでも使えるようにしてほしいと言っていたのでそのように修理・製作致しました。
お預かりした桐箪笥
桐箪笥のリメイク後
桐箪笥の下には「敷板」を敷き、二段で使用する時にはもう一枚の敷板は「天板」として利用できるようにしました。
上の写真は製作中の「敷板」です。
元の裏は杉板で出来ていたのですが、厚みが薄かったので、桐突板を貼りました。
裏を貼ったことで綺麗で丈夫になりました。
これでほぼ裏が割れることはないと思います。
横金具(棒通し)はこんな感じになります。
引き出しに取り付けた唐草の金具になります。
上の写真は、横並びで使用する時の写真です。
横並びにして違和感がないように高さを揃えました。
とても綺麗に仕上がったと思います。
お客様にも「大変綺麗にして頂きありがとうございました」とお褒めのお言葉まで頂き大変うれしく思います。
思い入れのある桐たんすのリメイクして使いたいと言う思いのお役に少しでも立てたなら幸いです。
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