お預かり時の写真
修理内容
引き出しの底板の取り替え
引き出しの隙間をなくす
金具は元の金具をそのまま使用
本体の中の昔の職人の書いた文字、引き出しの中の昔の職人が書いた文字を残す。
本体の表面と引き出しの正面の古い塗膜の剥がし
着色、ウォルナット
ウレタン仕上げ
修理風景
引き出しの底板を取り外しました。
裏板の取り付け、ご希望通り木の釘(打木)を使用しました。
箪笥の背板が歪んでしまって、このままで背板の割れてる隙間の修理が出来ませんでしたので、新しいものに取り替えいたしました。
修理完了
修理が終わりましたので次は着色前の養生。
着色、ウレタン仕上げ
ウォルナットで着色しました。
この後はウレタン仕上げになります。
下塗り、中塗り、上塗り、の三回で仕上げます。
下塗りが終わったら、表面の荒が出てガサガサしていますので、耐水ペーパーで表面をこすって削ります。
着色まで落とさないようにします。
引き出しをもっと濃くとのことでしたので、ウレタンに焦げ茶を混ぜて吹きます。
上の写真が気になる箇所
白い粉が付着していただけで、ウエスで払きとりました。
拡大写真です。
引き出が白っぽく感じますが、地面のアスファルトが反映されてしまっています。
写真は難しいですね。
問題はありませんでしたので、金具を取り付け致しました。
こちらが完成写真になります。
昔の達筆な職人さんの文字は、このように残しました。
納品後、依頼主様もモダンな感じに仕上がったと喜んで頂けたので、うれしい限りです。