桐箪笥の費用の目安
箪笥サイズにより削り直す手間(人工)が変わってきますので、サイズにより基本費用を決めています。
間口 80cm以下
高さ 150cm以下 基本人工 120,000円 これに金具代が別途必要になります。 ※修理内容、破損部分や虫食いがヒドイ場合は別途材料費が掛かかる場合がございます。 |
間口 80cm~99.9cm
高さ 150cm~169cm 基本人工 150,000円 これに金具代が別途必要になります。 ※修理内容、破損部分や虫食いがヒドイ場合は別途材料費が掛かかる場合がございます。 |
間口 99.9cm以上
高さ 169cm以上 基本人工 180,000円~220,000円で収まることが多いと思います。 これに金具代が別途必要になります。 ※修理内容、破損部分や虫食いがヒドイ場合は別途材料費が掛かかる場合がございます。 4尺箪笥や6尺箪笥は上記金額以上になることもございますので、一度ご相談ください。 破損の大きい大型の桐箪笥・茶箪笥・水屋箪笥などはこれ以上かかる場合がございます。 |
サイズの基本料金の他に料金が発生する場合
扉がない 3万円 |
引き出しがない 4万円 |
台輪がない 3万円 |
背板が大きく破損している 1万円 |
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※虫食い |
引き出しの底板が大きく破損している 1万円 |
貼り変える材料代 |
※虫食いについて
少しぐらいの虫食いでしたら基本料金の中で修理可能ですが、広範囲に食われている場合、食われてる部分を丸ごと交換するか張り替えるしかないので、別途で材料代がかかります。
すべての引き出しや扉などが広範囲に食われていますと、前面総張替えとなるので5万円ぐらいかかります。
金具の種類
現状の金具をそのまま使用する場合は料金は一切かかりません。
↓下記リンクで各種詳細ページ
金具によって金額が変わるので、別途見積もりが必要です。お客様の好みの金具に付け替えることができます。
※元の金具を使用する場合
元の金具の量により磨きや塗装の手間が変わってきますので、ご相談ください。
金具の磨き塗装は2万円~5万円ほどかかる場合がございます。
お見積もりの概算
代金は領収書と引き換えに現金をお支払いください。
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「古い桐タンス修理・削り直し」に関する取引規約
お受けできる地域 | 東京都・都下・埼玉県・千葉県・神奈川県・群馬県の方上記以外の地域のお客様もご相談ください。 |
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見積もり料金 | 無料です。 |
引き取り・配送料金 | 近隣であれば引き取り、配送いたしますが他県の場合「ヤマト家財便」を利用した引き取りと、納品をおこないます。原則配送費は頂きます。 |
お届け納期 | お預かり日より、約一ヶ月程でお届け致します。(傷み具合により多少変化致します。)お引越・新築・改築などでの長期のお預かりも致します。お預かり日より2ヶ月間は無料です。3ヶ月以上のお預かりは、一ヶ月1,000円の保管料を頂きます。 |
お支払い方法 | 原則的に、お届け時に代金引換(現金)でお支払下さい。(銀行振込みも可) |
修理依頼の中止 | 原則的には、ご契約及びお預かり後の依頼中止はご遠慮下さいませ。(翌日から金具はずし等の作業に入ってしまいますので・・・申し訳ございません) 尚、お預かり後のお客様の都合による依頼中止の場合は、契約金額の10%を頂きます(その場合、作業途中で中止し、そのままの状態でお返しする事になりますのであらかじめご了承ください。)また、お預かり後8日間以後の中止の場合は、作業状況に応じて相応の料金を頂戴することになりますのでご了承下さい。 |
返品・お取替えについてお取 | 替え・ご返品は商品お届け後8日以内にご連絡下さい。但し、お客様のご都合による返品の場合は、返送料金実費はお客様のご負担となりますので、あらかじめご了承下さい。 |
修理内容の一部
ほんの少しだけ修理工程を覗いてみましょう。ここに紹介している作業は、ほんのほんの一部です。
お客様からご依頼を受けたタンスは大体こんな感じの物が多いです。
お客様も最初は本当に綺麗になるの?と半信半疑のことも多々あります。
でも大丈夫!綺麗になるんです!
上の写真は「たんす」の金具をはずしている所です。
箪笥を傷つけないよう当て木をして金具を引き抜きます。
ささいな所にも最新の注意を怠りません!
金具を外しタンスを綺麗に洗って乾かし修理が始まります。
少しぐらいのヘコミや傷ならアイロンをあて直りますが、傷が深い・破損している場所は新しい木を入れ込みます。
たんす全体のガタつき歪みなどもこの工程で直します。
大変手間の掛かる工程なのです。
左上が修理と削りが終わった所です。すっぴんって感じですね!
右上がトノコを塗っている所で、これは塗師のセンスにかかっています。長年の経験がないと難しい技術です。
微妙な温度と湿度を感じながら職人は作業しています。
うづくり加工をほどこし木目を際立たせて、桐の質感を守るように蝋で仕上げていきます。
どちらも気を抜くと傷などをつけてしまうため、とても集中力を必要とします。
そして金具などをつければほぼ仕上がりです。
こうして再生し終えた箪笥達です。とても綺麗に生まれ変わりました。
お客様に届ける時は、わが子を手放す気持ちになると職人は言います。
それだけ、その箪笥と過ごす時間の密度が濃いのです。
お客様に喜んで頂けるのを想像しながら毎日作業に励んでいます。
お見積りに掛る一切の費用は、無料です。
修理削り直しとは
削り直しは、100%再利用可能な桐箪笥だからこそできる特別な工法です。 |
ご依頼された古い桐箪笥は、まずは「キレイに洗い」「金具を外し」「修理して」「削り」ます。
40年前、50年前、60年前、などの黒ずんだ桐タンスも鉋をかければ綺麗な木肌が下に眠っています。
また鉋で仕上げるからこそ細かい微調整が可能なんです。
桐たんすは日本のように四季がある土地柄にぴったりな家具で、湿気があると膨張し、乾燥すると収縮します。他の木にくらべ桐はその膨張率と縮小率が高い木材です。湿気がある時はタンスの隙間が埋まり湿気から着物を守ってくれ、乾燥してるときは隙間が空き通気性をよくしてくれます。そんな微調整を経験豊富な職人が鉋で削りながらしています。
表面をカンナで削ることによって小さな傷はもちろんシミや汚れもなくなりキレイな木目が出て、「うづくり」または「箪笥を焼き炭を落とす」という木目を際立たせる工法を行い「天然塗料のトノコ」を塗って仕上げるので箪笥の呼吸を妨げない仕上げです。
新品の桐箪笥を購入する場合70万円~120万円(もっと高い物もある)ですが、「修理・削り直し」は古い桐たんすをお持ちでしたら普通サイズの箪笥でしたら15万円ぐらいで仕上げることが可能で、とてもリーズナブルです。