油箪を掛けることを心配する人もいる
多くの人は油箪を掛けることで、ホコリや日光による焼けなどから守られるので安心してお使いになられます。
ですが、たまに油箪を掛けっぱなしにすることで、ゆたんが湿気を吸い箪笥がシミになってしまうのではないか?と心配される方がいます。
安心してください!
油箪は桐たんすと同じように通気性にすぐれています。
生地は綿で出来ているため桐箪笥が湿気を吸い、その湿気を吐き出す時に邪魔をしません。
湿気が心配な時の対処法
天気の良い日に窓を開け風通しを良くして2時間程度油箪を外して下さい。
桐たんすは吸収率がとても良いですが、水分を吐き出すスピードもとても早いのです。
陽気のいい日に風の通りを良くしてあげれば、2時間もあれば湿気を吐き出します。
今まで数えきれない程の箪笥を仕上げてきましたが、油箪を掛けたことでシミになってしまったご報告は記憶にありません。
油箪を掛けた後の心配より油箪を掛けないことの方が問題が多いと思います。
いつまでも綺麗な状態を
桐箪笥はとても繊細で傷つきやすい家具です。
キズなどがつくと、ごまかすことは出来ても元通りには中々ならないものです。
せっかくの桐タンスいつまでも綺麗な状態を保ちたいですね。