お預かり時の写真
作業内容
仕上げ:トノコ仕上げ
金具:現在の物を使用
真ん中のお盆を抜いて、上が16cm、下が33.5cmとなります。
上記写真のように致します。
修理風景
金具を外していきます。
金具が外し終わりました。
箪笥を洗っていきます。
箪笥を洗った後は、よく乾かします。
引き出しの割れを埋め木で修理しました。
緩んでいた箇所をボンドを入れ木釘を打ちます。
引き出しに隙間が出来ていましたので、埋め木をしながら隙間をなくします。
綺麗に埋め木できました。
修理した箇所や、箪笥の表面を削っていきます。
粗削りが終わりました。
箪笥の削りが終わったので、トノコを塗っていきます。
上画像は1度塗り目で、乾いてから、木目を際立たせる「浮造り加工」を施してから仕上げの塗りをいたします。
1度塗り目では、細かい木の導管と呼ばれる部分の目止めが主な役割です。
目止めをすることで、二回目を塗った時に深みのある木目が現れます。
もちろん、これは私のやり方で、職人によっては1度塗りでよしとする職人さんもいると思います。
二度塗り目が終わって乾いた所です。
綺麗な木目が出ました。
金具が思ったより錆ているのと、赤矢印のように欠損したものがちらほらありましたので、金具は交換いたします。
扉の蝶番も錆びがありましたので交換しました。
トノコ仕上げ完成写真
今まで使用されていたので知っているかと思いますが、左の扉は赤矢印でロックがかかります。
扉を閉めた状態で、ロックをかけてください。
上画像の穴に刺さってロックがかかります。
鍵もかかるようにしてありますので、右に回すと鍵がかかり、左に回すと鍵が外れます。
引き出しも同様に右に回すと鍵がかかり、左に回すと鍵が外れます。
箪笥が納品され、ご依頼者様に喜んで頂けました。
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