今日は、砥石をもらってきたので面直しをしたいと思います。
砥石の面を直す?
刃物を研いだことがない人は知らないかもですが、刃物を研ぐ前に砥石が平らじゃないと刃物も平らに研ぐことは出来ません。
砥石を買ったら、砥石がなくなるまでずっと何もしないで使えると思っている人もたまにいます。
砥石は、研ぐ時によく使う部分からすり減っていきます。
曲がった砥石で刃物を研げば刃物も曲がって研げてしまう訳です。
ダイヤモンド砥石
昔は湾曲してしまった砥石の面直しはすごく大変な作業でした。
単純作業だけど一定の力を必要とし、ただただ時間がかかってました。
いつごろからなのか忘れましたが、最近はダイヤモンド砥石って便利なものがあるんですよね。
これにより、砥石の面直しが飛躍的に時間短縮しました。
20年前にはなかったような?
私が知らなかっただけかもですが。
簡単に20年前とか言うと、なにか歳を感じますね。
表面にダイヤモンドの粒子がついてるってことでいいのかな?
砥石の面直し
ずいぶん湾曲してしまった砥石。
これの面を平にしていきます。
ダイヤモンド砥石は両面使えるタイプのものがありますが、両面だと手でダイヤモンド砥石を掴むことになるので、夢中で研いでいると知らない間に指が切れて血が滲んできたりします。
片面タイプでしたらそういうことは減ります。
ただ、今回ぐらい湾曲していると、もっと粒度の粗いダイヤモンド砥石を使った方が早いかもしれません。
直に手で持たないように固定するものが別売りであったような?
かれこれ15分ぐらいで、これぐらい。
青丸の辺りがまだ凹んでいます。
ひたすら水分がなくなったら水をかけ研ぐ、研ぐ、さらに研ぐ。
綺麗な平になりました。
かれこれ25分~30分ぐらいかな。
今回は粒度800を使ったけど、もっと粗いやつの方が早く出来たかも。
砥石はこまめに面直ししていれば、手入れも時間がかかりません。
まぁ貰いものなので文句は言えませんね。
ちなみに、この砥石は中仕上げ用の砥石で1000番だったかな?
さて、ここまでが準備。
これからが本番、いざ鉋を研いでいきます。
道具がよくないといい仕事は出来ませんからね!
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