こんにちは、桐箪笥の再生や家具の修理をしている櫻井です。
仕事、DIYを趣味でしている人問わず、ないと困る道具をご紹介します。
この形で固めたい!
材料が動くから固定して作業したい。
ボンドを入れてしっかりとくっつけたい!
何個あっても足りない道具です。
クランプ
クランプは圧着と固定が出来る優れもの。
この部材にボンドをつけて板に貼り付けたい、そんな時。
作業代と一緒に挟んで締め付ければしっかりと材に圧着できます。
ボンドをつけて乗せただけでは、着きは悪いです。
重い物を乗せれば何もしないよりかは着きはよくなりますが、そこそこの重さではクランプで圧着したほうが強度は高くなります。
ただ、クランプをこうした使い方をする時は注意が必用です。
写真のオレンジの部分を右に回せば締め付けるのですが、右に右に材が動こうとします。
コツは一つを軽く締めて置いて、二つ目を閉めます。
材が動かないように両方のクランプを少しずつ締めていくと位置が決まりやすいです。
クランプにも大きさがあり、上下の挟むまでの距離でくわえ込める範囲が決まります。
何種類かサイズの違うクランプを持っていると色々対応できます。
スプリングクランプとC型クランプ
アルファベットのCみたいに見えるからC型クランプなんでしょうか。
洗濯バサミみたいなのがスプリングクランプ。
スプリングクランプを開くと結構強力なスプリングが入ってます。
ボンドをつけて挟んで置けば圧着できます。
部材のパーツが多くなってくると、どれがどのパーツ?かわからなくなりそうな時、とりあえず挟んで置いておくみたいな使い道も。
先ほどのクランプより小さいものがあるので、気軽に使えます。
C型クランプは小さい部材を挟むのに便利です。
部材が小さいのに大きなクランプを使うとズレたり部材がよく見えなかったりとイライラしたりします。
ハタガネ
ハタガネは何だかんだで使用頻度が一番高いような気がします。
距離があるものを挟むのに適した道具です。
上記写真のように長方形で固めたい時に使います。
ハタガネが無かったら?
そのまま釘を打つ、そのままビスを打つ、ボンドをつけてそのまま置いておく。
ですが、釘を打つにしてもビスを打つにしても、部材はジッとしてはくれません。
ハタガネがなかったら釘を打つには部材が動かないようにしっかり手で持つと思いますが、打った衝撃で必ずズレます。
ビスも同じです。
何が考えないで何となくビスを打てばあっという間にできそうですが、意外と材が動いてイライラします。
準備に少し時間はかかりますが、その後の作業時間の短縮になります。
上画像のように固定してビスを打てば材はズレません。
出来栄えも良くなります。
ハタガネは何本あっても困りません。
写真のハタガネは鉄製ですので、幅の広いハタガネは結構重いです。
最近は、プラスチック製のハタガネもありますので、そちらの方がDIYやられる方は扱いやすいかもしれないですね。
直角クランプ
四角い枠を作る時などに役立ちます。
先ほどのハタガネ説明の写真ですが、この長方形は、「果たして直角なのだろうか?」ということになります。
こんな時、差し金が便利です。
差し金をあてれば、差し金と明らかにずれていれば直角ではないということです。
なので、「組付ける前に直角で固定できればなぁ。」
そんな時、直角クランプの出番です。
部材の端を合わせながら二つのネジを両方締め付ければ90℃で固定できます。
上写真の直角クランプはくわえ込みが小さいので小さい材に適しています。
上画像の直角クランプはくわえ込みが深いので幅のある材に適しています。
赤矢印をグルグル回すと
黄色矢印に向かって90℃で締め付けていきます。
釘やビスを打ったとしてもボンドが乾いていなければ直角クランプで矯正できます。
作りたいものが完成してから、明らかに斜めってしまっていて「なんじゃこりゃ!」になるのが嫌な人におすすめです。
物作りをすればするほど増えていく締め付け道具
どうしても、モノづくりはボンド付けが必用になってくる場面があります。
作業を進めていくと、あっちはクランプ。
違う箇所を進めていけば、こっちはハタガネのようになります。
ハタガネ全部使い切ったから今日の作業は終わりなんてことも。
気が付けばこんなに増えてしまいます。
一般の人は、ここまで必要ではないかもしれませんが、木材で何かを作りたい人は、ある程度用意できるといいと思います。
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