古い桐タンスによくある痛み具合として引き出しの割れがあります。
そうそう、私の家の古い桐箪笥の引き出しもこんな感じで割れちゃってる!なんて思われた方を多いのではないでしょうか。
なぜ割れるのでしょうか?
それは木だからしょうがない?
ですが、何十年経ってもまったくと言っていいほど割れない桐箪笥もあります。
総桐で厚みがしっかりあって、しっかりと作られていている桐タンスはとても割れにくいです。
もし、お手持ちの古い桐箪笥が総桐で出来ているのなら、色はとてもくすんで汚く見えても意外と痛みは少なかったりします。
環境によるワレ
ですが、割れているから悪い箪笥と言う訳でもありません。箪笥の設置場所とかの環境も影響するからです。
例えば、桐箪笥の正面や真上にクーラーが取り付けられている場合など必要以上に乾燥したりします。
住んでる地域にもよります、湿気の多い地域なのか、気温が高い地域とか様々です。
例え割れてしまっていても大丈夫ちゃんと直ります
箪笥の引き出し、本体が割れまくっていたり痛みが酷くても安心してください。割れていた箇所どこかしらって思うぐらいの補修が出来ます。
私が数え切れないほどの桐箪笥の修理を手がけてきた中、ボロボロの箪笥もありましたが、ご依頼者様には他の箪笥には変えられない思い・価値があるからどうしても直して欲しいと頼まれることもしばしばありました。
割れたり壊れたりしても直せる所が桐タンスの持ち味で、その為に桐箪笥職人がいます。
割れ1つにも歴史ありです。
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