お預かり時の写真

古い桐たんす

古い桐たんす

古い桐たんす

修理内容

上段をチェスト 奥行30cmにつめる

下段を本棚 奥行30cmにつめる

本棚上段の扉の中は棚板1枚で上下に仕切り 高さ30cm

棚板はダボで可動式に

扉は目隠しでそのまま使用

着色、ウレタン仕上げ

金具は現在のものを使用

半棚は取り外して、溝を埋める

横金具は使用しないで、桟を取り付ける。

引き出しの正面を使って目隠しにする

細かい部分は、相談しながら

↓完成イメージ

完成イメージ

修理風景

金具外し後 金具外し後

箪笥の金具をすべて取り外しました。

箪笥修理 箪笥修理

箪笥の側面や底板が虫食いや割れが多数ありましたので修理していきます。

虫食いや割れた所に8mm幅で溝を掘り埋め木していきます。

箪笥の幅を詰める

箪笥の幅を30cmで切断した所です。

箪笥の幅を詰める

すべて30cmに切断しました。

箪笥の幅

大体30cmになりました。

裏板を貼ったりする時になるべく30cmになるよう微調整します。

引き出しを詰める

箪笥本体をつめましたので、引き出しが出っ張ってしまうので、引き出しもつめます。

引き出し切断

切断した後、元々の背板を取り付けます。

箪笥修理

横金具は使用しないで、桟を取り付けるので外して新しい桐で作ります。

箪笥修理

新しい桐を取り付けるている所です。

箪笥の底割れ

箪笥の底板が割れていたので修理します。

埋め木

割れた箇所を埋め木していきます。

埋め木

割れた箇所が綺麗になりました。

扉の中の修理

扉のつく箪笥の中の側面部分、お盆を入れる所が段差になっているので、凸凹の上の部分を取り外します。

扉の中の修理

外した所です。ここに新しい桐を貼りつけます。

ゆくゆくは、ここにダボを付ける予定なので、厚みがないとダボも固定できませんので。

扉の中の修理

上記写真の桐板を取り付けます。

扉の中の修理

こんな感じになります。

引き出し正面の取り外し

引き出しの正面を使って目隠しにするため、正面だけ取り外している所です。

引き出し正面

正面を取り外しました。

ダボ穴と棚の取り付け

竹用ドリル

本棚の棚を可動式にするためのダボ穴を開けていきます。

ダボ穴

普通のドリルと違い、竹用ドリルで穴を開けると綺麗に穴が開きます。

普通のドリルだと、穴のフチがボソボソしたりするので、竹用ドリルはこんな時重宝します。

ダボ式の棚

ダボのメス(メン)をダボ穴に打ち込み、ダボのメスにネジ山があるので、オスを付け替えることが出来ます。

棚

やく90cmある幅の棚ですので、本の重量に耐えられる厚みと構造の板で棚をお作りしました。

引き出しの正面を使った目隠し

開き戸蝶番

蝶番の取り付けにあたり、掘り込みを入れます。

蝶番取り付け

引き出しを使った目隠し

金具を仮止めしてみた所です。

こんな感じのイメージです。

インクの染み

チェストの天井部分にインクの染みがあり、削ってもとれないので後日修理いたします。

仕上げ

ウレタン仕上げ

着色をして、ウレタンを吹く準備をしている所です。

ウレタン仕上げ

目止めのシーラーを吹いて表面を耐水ペーパーで磨いた所です。

ウレタン吹き

ウレタンの仕上げを吹いている所です。

ウレタン吹き

 

ウレタン吹きまで終わりましたので、後は金具を付ければ終わりです。

 

完成写真

本棚

本棚

本棚

本棚

本棚

ダボで棚の位置を可動できるようにして欲しいとのことでしたので、そのようにしました。

本棚

着物などを持っていなかったり、箪笥としては使用しない場合でも、このほうに本棚として次の世代に残すことも出来ます。

依頼主様にも大変喜んで頂けました。

 

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