チェスト

家具のチェストってどんな物かを正確に答えられますか?

上のイラストのようなものを「チェスト」と呼ぶと思うのですが、「整理たんす」とどこが違うと思いますか?

「たんす」と言うと衣類などを収納するものってイメージがありますよね。ってことは衣類を入れない引き出しタイプの収納する物を「チェスト」と言うのでしょうか?

公式な見解を調べてみました。

一般名詞
chest
胸、(男性の)胸囲(女性のバストに相当)。
チェスト (家具) – 衣料などの収納に用いる蓋の付いた大きい箱。工具を収納するものは工具箱を参照。

出典:Weblio 辞書

なるほど!「チェスト」って男性の胸ってことなんですね!!

いや、違った、ここで言う「チェスト」は家具のほうでした。

ふむふむ、衣類などの収納に用いるってことは、衣類を入れてもチェストって言うんですね。

まぁ私は桐たんすの修理を生業にしているので何となくは知っているのですが、明確な呼び分けなどを意識したことはなかったので色々と調べてみた次第です。

やはり、そもそも違いなんてそれほどないのかな?って調べてみて思いました。

和風な言い方だと「整理たんす」

洋式な言い方だと「チェスト」

この認識で良いのかなぁって感じです。

 

ただ私自信が思うに、「チェスト」って呼ぶ物は3段重ねの桐たんすなどではなく、1段の背の低い引き出しだけのタイプをチェストって呼ぶような気がします。

桐たんすでも、一段で背が低い引き出しだけの物を「チェスト」と呼んでいます。

海外では、蓋が付いていて「腰掛け」や「テーブル」などにも使用できるオールマイティな家具をチェストと呼ぶ風習があったようなので、日本では一段の背のあまり高くない引き出しだけの木製家具を「チェスト」と呼ぶようになったのかもしれません。

いつ頃から一般的にチェストと呼ぶようになったのか、比較的最近?それとも昔から?

私が子供の頃にはあまり聞かなかったような気がしますが、それはたまたまかもしれないですし。

ちょっと調べてみましたが、いつ頃から日本で「チェスト」と言い始めたのかまではわかりませんでした。

普段あまり気にしないことも、たまに調べてみるのも面白いですね。

 

桐たんすの修理やリメイク、古い家具の塗り直し