お預かり時の写真

古い桐箪笥

桐たんす

リメイク内容

扉とお盆はいらない

背板がボロボロなので、取り外し新しい桐材で背板を取り付ける

中も汚れているので、中の底面と側面を張り替える

脚を製作して、天板補強のため桐材厚み20mmで天板を取り付ける

仕上げはオイルフィニッシュで、色は着色時にご相談

前開きの扉を製作する。

修理

裏板ボロボロ

裏板を修理することも出来ますが、木が波打ってました。

さすがに取り替えることになりました。

底板交換

箪笥の底板の痛みも激しく、交換するために外しました。

墨付け 墨付け

ホゾに沿って墨付けをしていきます。

古い箪笥は、直線などが狂っていて基準が出しづらいので、ある程度直角を見ながら現物に合わせて墨付けすることが多いです。

こういう墨付けを「現物合わせ」とか言ったりします。

墨付け

墨の辺りは、少しづつ削り微調整します。

ホゾ加工

こんな感じの加工になりました。

組手

うまく組めました。

内張り

背板を取りつける前に、内張りをしました。

内張り

綺麗になったので、気持ちよく収納出来ると思います。

雇い実接ぎ

箪笥の幅が1200mmほどあり大きいのと、裏板に使用する桐が10mmほどあるので、雇い実接ぎ(やといさねつぎ)で接合することにしました。

雇い実 雇い実

ハタガネで圧着

ハタガネで圧着していきます。

桐箪笥の背板は普通7mmぐらいが多いので、雇い実接ぎはしない場合が多いです。

今回は箪笥の大きさと構造が10mmのほうが適していると判断。

薄い材の雇い実接ぎは溝を作ることが困難なのです。

裏板取り付け

裏板を取り付け、乾くのを待ちます。

箪笥の欠け

角が少し欠けています。

欠け修理

画像のように台形の形の桐材を埋め木します。

画像は、「白柿(しらがき)」と言う道具を使いケガいています。

先端が尖っていて、傷ををつけ墨付け(すみつけ)します。

埋め木はユルユルだと、後で取れる可能性があり、シャープペンなどだと1mmぐらいの線ですが、白柿なら0.1mmぐらいの線が引けます。

精度を出したい時に白柿は使います。

埋め木

台形の埋め木にすることで抜けにくい構造になり、見た目も蟻組(ありぐみ)のように見せることが出来ます。

扉のビス跡

このリメイクでは扉は使用しないので、赤矢印の扉のビス跡を埋めます。

埋め木

模様のようになるように、埋めます。

埋め木

埋め木する面が多くなるほど取れにくくなります。

もちろん、埋め木がユルユルだと意味ないですが。

修理と削り

箪笥の削り

削りが終わりました。

扉のビス跡を埋めた後も模様のようになったので違和感はないと思います。

四角く埋めるとどうしても埋めた感があるんですよね。

しかも、こういう形状のほうが埋め木が抜けにくいです。

見た目と強固さを持ち合わせています。

この後、短い脚を製作していきます。